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help RSS 沈まぬ太陽が、沈む日

<<   作成日時 : 2010/01/13 23:01   >>

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事実は小説より奇なり、とはよく言ったもので、映画「沈まぬ太陽」は期待はずれの作品でしたが、ここ数日の日航の迷走ぶりは、まさに「沈まぬ太陽」の落日を見せ付けられているようです。

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日本航空は、まさに日本を代表するエアラインです。僕は飛行機は年に1〜2回しか乗りませんが、ここ数年JAL以外のエアラインを利用した記憶がありません。もちろん、マイレージも貯めています。昨年の夏休みもマイルを使って子供と北海道旅行に行ってきました。それだけに、ここ数日のJALに対する報道は、悲しくもあり、ああやっぱりね、という思いもよぎってしまいます。

小説「沈まぬ太陽」は、山崎豊子さんのベストセラーです。主人公の恩地元(おんちはじめ)は、JAL(いやNALでした、作品中では国民航空ですね)の組合委員長として会社と対立し、その報復人事を受け海外の僻地を10年以上も放浪します。そして帰国後、御巣鷹山の墜落事故で遺族担当のお客様係となり、新生JALの会長室室長として改革を試みますが、結果改革が行われることはなく、JAL(いやNAL)は運輸省のさまざまな利権に翻弄され続ける…。
という、心温まるストーリーです^^;。

JALは映画が公開されたとき、JAlに対する誹謗中傷だと社内報で報じたそうですが、そういう体質こそがまさに「沈まぬ太陽」と揶揄されていることに、結局最後まで気づかなかったわけです。

今回、産業再生機構によって、新CEOに京セラの稲盛和夫さんが指名され、本日就任が内定しました。
外部からの経営者といえば、沈まぬ太陽でも描かれた、元カネボウの伊藤淳二会長が思い出されます。就任当時すでに4つあったとされる日航の組合を統合しようと奔走したのですが、結局1年ほどで退任しています。
今回は、会社自体の上場は廃止され、路線も大幅に削減、そして組合は8つもあるなど、85年の事故後とは、また違った危機が訪れています。稲盛さんには、ぜひJALの改革を進めて欲しいと願っています。

そして、もうひとつ気になるのが、ワンワールド(アメリカン航空)とスカイチーム(デルタ航空)の駆け引きです。
現在、新聞報道ではデルタが優勢といわれています。
デルタは太平洋路線を多数持ち、今後の日航の海外路線戦略で共同運航などを有利に進められるからというもの。それに対して、ワンワールド側は、アメリカン航空をはじめ、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイ・パシフィック、カンタスなども含め、グループの総力を挙げてJALの引きとめ作戦にかかっています。アメリカンは年間1億ドルの収入を3年間約束し、BAはヒースローの発着枠優先提供や最新ターミナルの使用など、どれも魅力的な提案です。
一方、スカイチームには、デルタをはじめ、かつて共同運航していたエールフランスやKLMなどがあり、確かに国際線の共同運航は広がる可能性を持っています。

しかし、成田空港では、ワンワールドとスカイチームでターミナルが違うという問題もあります。
JALは現在、第2ターミナルビルにワンワールドのエアラインを集めて利用しています。一方スカイチームは第1ターミナルの北ウィングが中心。当然ながら、アメリカンやBAが第2ターミナルをすぐに出て行くわけはないので、当面(いったいいつまで?)の間は、離脱したワンワールドのメンバーが、おとなりのチェックインカウンターだったりするわけで、ああ…混乱するのは利用客、ということになるわけです。

まあ、スカイチームに移ってもいいんですけどね。
その発想にあるのは、利用客目線ではないことは確かな気がします。

利用客もスターアライアンス(ANA)に移っていきますよ、たぶん。

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